外壁塗装の塗料選びに注目!「弱溶剤」とは

外壁塗装を行った人のなかに「塗料のニオイが強くて大変だった」という声も聞かれます。昨今では水性塗料の品質も向上しており、耐久性が高い水性塗料を採用する施主様が増えています。しかし、費用面で高くついてしまうのが難点です。塗料選びで少しでもコストダウンを検討したいなら、弱溶剤系の塗料を使用することも一案です。

弱溶剤とは油性塗料の一種です。塗料を薄めるために溶剤を用います。弱溶剤系では「ミネラルスピリット系」などと呼ばれる溶解力が弱いものを使用しています。費用面でも施主様にご納得いただける価格帯が中心で、採用されやすい塗料の種類です。

メリット面としては水性塗料と比べ密着性が高いことや、塗膜自体の耐久性が高いことが挙げられます。またトタンなど金属製建材と好相性のため、屋根の塗装などにも向いています。強溶剤と比べると溶剤臭が少なく施工者にも優しい特徴があります。外壁塗装向けの塗料ラインナップも多く、費用面やグレード面から選びやすいのもメリットとなるでしょう。

しかしデメリット面も存在します。臭いが少ないといえども溶剤特有の臭いがあります。施工中ご近所に臭いの迷惑を掛けてしまう点も考えられます。速乾性がある強溶剤と比べると溶剤自体の揮発の性質も異なるため、乾燥時間が若干長くなります。

このようにメリット・デメリットがあります。弱溶剤塗料に関して知りたいことなどがあれば、お気軽にお問い合わせください。