長岡店
業者の裏を知ることで
得する業者選びを
同じ塗装業者として皆様にできること、
損をするのではなく逆に得をして頂くために
『塗装業界の裏』、『塗装知識』、『防衛策』を伝えることだと考えました。
良い業者さんに出会って頂ければ、当店にお頼みにならなくても構いません。
皆様のお役に立つことができれば幸いです。
嘘。オーバートーク。過剰表現ができる塗装店が勝ち組となっている塗装業界
お客様が知らない、わからないからと嘘をついたり、知ったかぶり、オーバートークをするのが多い業界だと言えます。また、他の業種と異なり10年に1回程度の塗装工事となるため、リピート商売を意識しない都度感覚の業者がとても多い珍しい業界です。他の業種では、いかにお客様にリピートしていただけるかが商売のカギとなりますが外壁塗装業界は、生涯に2回程度の方が多く、さらに工事内容の結果が出るのは5~10年後以降となるため、嘘やオーバートーク、過剰表現で契約させるその場しのぎの業者が後を絶たないのです。このような業者は、塗料選定が良くなかったり、手抜き工事を行う確率が高くなります。
おすすめする塗料メーカーで塗装店の考え方やレベルがわかる
工場を持たない
「過剰表現」の塗料メーカーが増加
本来、商品を製造する会社がメーカーですが、最近の塗料業界で増えているのが中堅メーカーの塗料をプライベートブランド(PB)塗料にして、メーカーを謳う会社(以下、PB塗料会社)です。
そのほとんどが、大手塗料メーカーの商品ではなく安く仕入れることができる中堅メーカーの商品となっています。PB塗料は、耐久性や機能性がどの程度のものかわかりません。わかることは、製造している中堅メーカーの耐久性と機能性を超えることはないということは言えます。しかし、立派なパンフレットを作って耐久性や機能性を過剰に謳っています。大手塗料メーカーの技術でも20年以上の耐用年数を持つ塗料は未だ存在していません。「売りやすい」「高利益」の塗料を欲しがる塗装店の理想は、メーカーが相場より長期耐久性、高機能性を謳っていて尚且つ安く仕入れることができる塗料です。PB塗料会社は、耐久性や機能性の過剰表現と安さで取り扱い塗装店を増やしています。もちろん、塗装店は本当のところ中身がどの程度の塗料かわかるはずもありませんがPB塗料会社が謳っていることを鵜呑みにしています。
PB塗料会社は、塗装店への販売価格が「直販だから安い」と謳っていたりしますが通常の流通経路と変わりません。
■PB塗料の流通経路は、
①塗料メーカー→②PB塗料会社→③塗装店 の2経路。
■通常塗料の流通経路は、
①塗料メーカー→②卸業者→③塗装店 の同じ2経路です。
安さの秘密は、逆算するとPB塗料会社の中堅塗料メーカーからの仕入れ値が凄く安いということになりますので、まともな塗料なのか疑問が生じます。塗装店は、「売りやすさ」と「高利益」となるため、お客様に提案する塗装店が全国的に急増しています。
塗料業界で、昔から繰り返していることは、流行りの塗料や過剰表現の塗料が数年後に結果がわかり、消えていくことです。10年くらい前に流行った光触媒塗料もその1つです。過去に流行って売れていた塗料が今現在でも売れ続けていることはほとんどありません。新しく出ては消えるを繰り返しているのです。消えていく理由は、クレームが多かったり、品質が数年後に良くないとわかり売れなくなるからです。塗料の良し悪しの結果が出るのは5~10年後です。その間、被害を被るのはお客様になってしまいます。長くコツコツと安定している塗料メーカーはやはり大手の日本ペイントと関西ペイントではないでしょうか。
「売れればいい」の塗装店
後々の対応が悪くトラブルも多い
最近では反響型のホームページやチラシでの過剰なまでの広告が目立ちます。「無料」や「半額」「先着」「限定」「在庫処分」などの表現でお得感を出していますが、商品を売るための過剰表現には裏があると思って内容を鵜呑みにしないようにしましょう。また、悪徳業者=訪問販売のイメージですが、現在では、ホームページやチラシで集客して手抜き工事や不当な追加料金を請求する塗装店もありますので注意しましょう。
「耐用年数30年以上!」などと過剰なトークをしてくる業者には要注意です。ベンチャー塗料メーカー自体が謳っているところもありますが実績がなく塗装店は本来信じるべきではありません。このような塗料をおすすめする業者も「売りたい」が強い塗装店の特徴です。そもそも大手塗料メーカーの技術でも20年以上の耐用年数がある塗料は未だに存在していません。このように過剰なトークで消費者を騙すような手口で営業する塗装店も存在しますので、耐久年数を長く謳う塗装店は疑いましょう。
塗装工事は高い費用がかかるため保証年数は長ければ長いほどいいのですが、「契約するため」に、保証年数や耐用年数を相場より大きく上回って長く謳う業者が増えています。実際に保証が適用されるのは、工事をしてから数年後になりますので、そこに付け込みいいように顧客をだまそうとする悪徳業者も存在します。このように「売りたいを優先する」業者は、工事内容、後々の対応が悪い傾向にありますので疑うことが大切です。
塗装店のチラシや訪問販売で多い「今なら足場代無料!」または「キャンペーンで足場代を半額!」というお得感を出して謳っている業者があります。そもそも足場代は戸建てで15~20万円前後かかります。足場代無料は魅力的なのでそのまま契約してしまう方も多いですが、実際は、元を高くして安く見せる手口で、他の項目に足場代分の費用が加算されているパターンが多いのです。無料や半額という言葉には何かあると考え注意しましょう。
ホームページやチラシなどで見かける「先着〇〇棟限定」というキャンペーン。お得に感じますが、実際は客寄せのためで最初から締め切っていたり、他で金額をのせて帳尻を合わせたり、使われる塗料のグレードが低かったりと様々です。塗装面積が決められている場合はどこまでの工事をやってもらえるのか確認をしないと別途料金や追加料金で通常の代金よりも高くなってしまうこともあります。
業者選びは難しいので、実際に施工された方の口コミ評価などを利用する方が増えています。注意していただきたいのがGoogle口コミで「さくら」を使って口コミを投稿する「さくら投稿」などを使っている業者があります。本来これらの投稿はGoogle規約に違反しています。良いことばかりの口コミやあまりにも数の多い口コミの業者には気を付けましょう。
全てではないですが、悪徳業者が使う手口に自社オリジナル塗料を使った営業が多いのも事実です。他社と差をつけたいために、他の塗装業者では取り扱っていない「独自の塗料」と謳って特別感をアピールしてくることが多いです。またメーカーの塗料にラベルだけ貼り替えて販売する悪徳業者もいます。オリジナル塗料なので他のものと比較ができないのもデメリットの一つです。
「モニター特別価格」これはモニター商法という手口で訪問販売業者に多いセールストークです。また「今」を強調して契約を急かしてきます。特別感を感じ安さにつられて契約してしまいそうですが、モニター価格には必ず落とし穴があり払わなくてもよいお金を悪徳業者に支払うことになりますので、絶対に即決で契約しないようにしましょう。
突然現れた営業マンの対応がよく「モニター」「限定」「キャンペーン」などお得な話をつい聞き入ってしまうことがあります。また「自社で開発している30年以上持つ塗料」とオリジナル塗料も訪問販売に多く使われる手口です。訪問販売による販売はトラブルへと発展してしまうケースが多いので、急いで契約せずに冷静に相見積もりを取ることをおすすめします。
最近では少しの塗装知識と営業トークを学んで、他業種から塗装専門店を謳う参入業者が全国的に増えています。塗装知識が乏しく注意が必要です。
「塗料在庫処分セール!」などのお得感で集客を狙っています。しかし、1棟分の人気色で同色同塗料の在庫はないため通常価格と同じになります。
「100%自社施工!」の実態は職人を雇っていたとしても下請けと自社職人の両方でやることがほとんどです。嘘を簡単につける業者ということがわかります。
「売りたい」が強い塗装店はチラシやホームページにとても安い値段を表示して集客していますが、結果的に塗装金額は高くなる傾向にあります。
塗料の耐久性を調べる促進耐候性試験としてキセノンランプ試験やスーパーUV試験があります。この試験マシンにも複数のメーカーがあり、メーカーやテストの出力でも結果は異なります。さらに多くが社内試験となっていますので、長期耐候性を謳うこともできてしまいます。
無機塗料は非常に寿命が長く、耐火性や耐候性にも優れた人気の塗料です。無機塗料で気をつけたいのが、無機物が“何パーセント含まれていたら無機塗料”という定義が決まっていないため、数パーセントでも無機成分が入っていれば無機塗料と表記できてしまいます。そのため、有機塗料とほとんど同じ中身であっても、無機塗料と表記している塗料も出回っています。あまり聞いたことのないメーカーや自社開発を謳う無機塗料には注意が必要です。
塗料注文数量を抑え、材料費を抑える手口。塗料メーカーの規定希釈率以上に薄めて塗ると期待する塗料耐用年数、性能は発揮されません。
「塗料在庫処分セール!」などのお得感で集客を狙っています。しかし、1棟分の人気色で同色同塗料での在庫はないため通常価格と同じになります。
見積内容とは違い、バレないよう塗り回数を減らし、材料・人件費を抑え利益を出す業者がいます。メーカー仕様通りに塗らないと塗料性能が発揮されません。
原価を抑えるために契約内容と違う手抜き工事をする手口。コーキング打ち替えを増し打ちに、塗料変更、塗り回数など手口は多岐にわたります。