外壁塗装に欠かせないコーキングの役割

1.コーキングとは

外壁塗装では、よくサイディングボードやALCパネルが使われます。これらは気温変化による膨張のダメージを防ぐため、隙間を作って貼られているのです。コーキングは隙間を埋めるために目地に充填剤を入れることを指します。

コーキング剤によりパネルが密着し、水や汚れの侵入防止が可能です。劣化症状の原因となる雨漏りや腐蝕を防ぎ、外壁の負担を減らします。空気の出入りも防ぐため、夏は涼しく冬は暖かい空間を作り出せるでしょう。

コーキングは弾性が高い点も特徴です。衝撃を和らげるクッションの役割を果たし、地震などのダメージから守ってくれます。ひび割れや裂けが出来にくくなり、劣化の進行を遅らせるのです。同時に防水性も高まります。

2.コーキングのメンテナンス

5年から10年程度でのメンテナンスが一般的ですが、劣化症状が出てきたら早い段階で補修をしましょう。劣化症状には、剥離・破断・ひび割れなどがあります。雨風に当たりやすい場所や陽に当たりやすい場所は劣化が進みやすいので、劣化症状が出たたら補修の検討をおすすめします。

補修方法は打ち替えと増し打ちの2つです。打ち替えは古いものを撤去し新しくコーキング剤を入れる方法で、高い耐久性があります。増し打ちは古いものの上から新しいコーキング剤を充填する方法です。増し打ちは打ち増しに比べると低価格ですが古いコーキング剤となじみにくく、耐久性が弱まってしまいます。

コーキングは外壁の劣化を遅らせ、外観の美しさを守るために必要な作業です。外壁塗装で重は要な役割を果たしています。劣化状態で早めに補修を検討しましょう。