水性塗料と溶剤塗料はどちらを選ぶべき

 

塗料には水性塗料と溶剤塗料がありますが、大きな違いはシンナーが含まれているかです。水性はシンナーが含まれていませんが、溶剤には含まれています。溶剤にも弱溶剤と強溶剤の2種類があり、弱溶剤は含まれるシンナーの量が少ないです。

 

1.水性塗料メリット・デメリット

水性塗料はシンナーが含まれていないため環境にいい塗料となっています。低価格で、コストパフォーマンスも高いです。

水性なので金属の下地には使用出来ません。金属に使用するとサビの原因となってしまうためです。

 

2.溶剤塗料メリット・デメリット

溶剤塗料は密着性が高く強固な塗膜を作れる点がメリットです。蒸発スピードも早く、低温でも乾燥しやすくなっています。浸透性が高くよく伸び、塗りやすい点も特徴です。金属にもよく密着し、水性塗料よりも幅広い下地に対応しています。

 

デメリットとしては、シンナーの臭いが強く、水性塗料よりも周辺環境に気を遣わなければなりません。引火性も高く、適切な保管が必須です。高い耐久性を実現できる塗料ですが、劣化が進んだ箇所に使用すると傷が悪化する場合があります。

 

水性塗料と溶剤塗料はどちらもメリット・デメリットがあるため、どちらがが優れているということはありません。外壁の状態によっておすすめの塗料は変わります。どちらの塗料もデメリットが改善されつつあり、品質の差は縮まっています。業者と相談して適切な塗料を選びましょう。

 

外壁塗装では水性塗料か溶剤塗料を選ぶことになります。それぞれの特徴を把握し、適切なものを選びましょう。