雨戸や門扉、シャッターboxなどは鉄部専用の塗装が必要です。塗装を怠ると、どんな劣化症状が起きるのでしょうか?
●色褪せ・変色
紫外線を長く浴びると、樹脂が劣化してしまいます。劣化すると艶感がなくなったり、色褪せや変色の劣化症状が起きたりします。
●チョーキング現象
紫外線によって加水分解してしまい、塗料に含まれる顔料が表面に出てきて触ると白い粉のようなものが付着します。
●カビ・コケの発生
建物の影により太陽があまり当たらない場所や北面などは、湿気でカビやコケが発生しやすくなります。防カビ性のある外壁材でも劣化すると効果は薄れます。
●サビの発生
塗膜の隙間から水が侵入すると、鉄と水が混ざってサビが発生します。サビは放っておくと、腐食し、欠けてしまいます。
このような劣化症状を見つけたら、塗装のサインです。
鉄部塗装は、塗装工程に違いがあるため、少し紹介します。
まず、ケレン作業です。目的は2つあり、「塗膜や汚れの除去」と「密着性の向上」です。密着性の向上とは、わざと表面に小さいキズを入れて、塗料と下地の密着性を高めることです。
次に、錆止め作業です。錆止めとは、下塗りにあたるものになります。サビの原因である水や酸素が鉄部に触れるのを防いてくれる効果があります。
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